ピアノに向かわない時でも練習になっている。それはなにかというと?
ピアノの練習のイメージは?楽しい?それとも?
ピアノを含めバイオリンやギターなど楽器の練習というと、一人で楽譜に向かって黙々と音を出す、というイメージでしょうか。
これは確かに当っています。トップページにも書いていますが、アドバイスを受けて「そういうものか~」と心で納得しても、実際に目を動かし手を動かし、音を出して実践していかなければ弾けるようにはなりません。
たとえば、漢字でもそういうことがいえるかもしれません。黒板やドリルをながめて「へー、こういう字なんだ。初めて知ったー」なんて思っても、漢字テストで100点を取ることはむずかしいですよね。やはりノートを広げ、えんぴつで何行も、手のふちをまっくろにしながら書くことで、しっかり頭に入ります。
ピアノを習っているおうち「あるある」
夕方、お友達と遊び終えて帰宅。ごはんまでちょっと時間があるからテレビをつけてマンガを手にとって、しばしくつろきタイム♪と思ったところに、「ピアノの練習は?」という家族の声が。
「も~、あとでやるから!」「あとって、いつ!?」・・・こんな光景は、きっとピアノを習っているご家庭で日々繰り広げられていることでしょう。これは、我が家でも大いに言えることです。
楽器に向かわなくてもできること
上達する上で、理想であり大切なことは、毎日少しでも必ず楽器にふれることです。(練習についての大切なことは、またお伝えします)けれど、そんな時以外にできること。
それは、CDなどでピアノ曲を聴くことです。拍子抜けするような簡単なことかもしれません。しかし、こんな風にシンプルで一見、簡単すぎるようなことの積み重ねが、大きな力になります。
音楽は、おうちの方の好みもあると思いますし、クラシックがよくわからない、というご意見もあるかと思います。ですが、「ピアノ名曲シリーズ」のようなタイトルで、1.000~2.000円ぐらいで1枚、用意してみてください。図書館で借りてみるのもよいでしょう。テレビや映画などで聴いたことのあるメロディーに出合ったり、「この曲すてきだなあ」という想いを感じることもあるでしょう。
「ピアノの曲をかけるから聴きなさい」ではなく、さりげなく、たまに、BGMでよいので、ピアノ曲を流してみてください。特に感想は出なくても、耳には届いています。ここが大切です。
はるか昔、バレエを習っていた時に出合った曲
私の幼稚園のころのことです。とある日曜日、ステレオからある曲が流れて来ました。私は、それを聴くなり「これ、しってる!これしってる!!」と大興奮。その時の気持ちは、今も鮮やかに覚えています。
その曲は、当時近くの公民館で習っていたバレエの、ウォーミングアップの時の曲だったのです。この、暗くて陰鬱なメロディーに合わせストレッチをしていたのでした。
この「知ってる!」「きいたことある!」という感覚は、ピアノの練習に、特に子どもにとって強烈なモチベーションになってくると思います。<ピアノ曲のCDを聴く>ということは、ピアノの美しい音色を自然に耳から入れていくこと以上に、こういったモチベーションの種をまくことにつながっていきます。
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