ふだんのピアノ練習の中で、いつも頭においておきたいことは?
そもそも「ピアノを練習する」って?
ピアノを習っていると必ずついてくる言葉である「練習」。「今日、練習した?」「今から練習しようかな」「レッスン近いし練習しないと」などなど。
私も生徒さんが入会される時には必ず、「ピアノは、練習が必要です」と伝えます。あたりまえのことのようですが、第三者(この場合、先生であるワタシ)が伝えることで、レッスン時間に、ただ来るだけでは楽器は上達しないということを、あらためて知っておいてもらいたいからです。
で、この、「ふだんの練習」とは。
ピアノ練習の内容って?
現在練習している曲には、どんなものがあるでしょう。
ツェルニーやブルクミュラー、ソナチネなどピアノ練習の王道の教材。趣味の歌謡曲やポップスなどメロディーが楽しいもの。憧れのショパンやベートーヴェン。それぞれの練習過程や好みの中、ピアノに向かっていることでしょう。
●弾けない部分にポイントをしぼって、その箇所を繰り返してみる。
●とりあえず止まらないで弾きとおしてみる。
●思い切りゆっくりなテンポで、と同時に暗譜できるぐらい楽譜を読み込みながら。
その他、さまざまな方法があるかと思います。
どんな曲でも大切はことは、ゴール(仕上げ)をイメージして!
そんな中、なかなか意識できていないのが、「どんなふうに仕上げたいか」ということです。
「練習しているうちに弾けてくるから、弾けないところをなくしていけばよい」ともいえますし、ゼロからコツコツ、というのは、こういうことだとも思います。どの部分も弾けるようにする。スラスラ通せるようにする。これらのことも、もちろん大切なことです。
ただ、どんなふうに、その曲を仕上げたいのか。聴かせたいのか。ゴール=仕上げのイメージを、頭にしっかり持ちながら、そのゴールに近づけていくよう意識して練習をすること。これが、もっと大切だと思います。
「イメージをもつ」って、どういうこと?とも思いますよね。その曲のCDをきく、ということが、まず簡単なところでしょうが、全部の曲をCDで聴くというのも、なかなかむずかしいですね。
なので私は、てっとり早く「こんな曲だよ~」と、レッスンの時に弾いて聴かせてしまいます。1度2度聴いたくらいで、耳コピになって譜読みのじゃまになるとは思いませんし、「こんな曲なんだ♪」と知っておくことで、家に持ち帰った時に練習に入りやすくなります。
<ああいう感じの曲>といったゴールが頭にあると、それに近づけていくのが練習ということになります。
こういう時の私の演奏が、かっこわるくてはいけないので、そういうことも含めて今もレッスンに通っています(笑)
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