クリスマス会など人の前での演奏は、こんな練習も効果的です
人の前で弾く曲は、いつもとちがう練習を加えてみましょう
弾いてみたかった曲。「こんなのはどう?」と私がすすめた曲。妹さんのオモチャのピアノから流れて聞き覚えのある曲などなど。
クリスマス会をはじめお客様の前で発表する時の曲は、まず弾いてみたい曲をたずね、その上で決めています。
そして演奏する日が近づいてくると、いつもとは少し違ったことをレッスンに取り入れます。
どんなことかというと、スマホで動画として録り、その後それを聴きつつ、楽譜に自分自身でチェックをします。
客観的に、自分の演奏を見つめてみましょう
動画を録る時に、もう一点のポイントは、鍵盤に前もってふれることをせず、いきなり弾くということです。
先日の小3のIちゃんのレッスン。出席シールやノートの宿題を見たあと、トトロでおなじみ「さんぽ」を即、弾いてもらいました。
すると・・・ムムム、なかなか弾きづらい様子です。
それでもひととおり通して弾いてもらい、その後は、自分で添削です。
まず好きな色鉛筆を2本選んでもらって、録画したものを見て聴いてしながら、うまく弾けていると思うところにはハートマーク、気になるところにはチェックの印をつけてもらいました。
机に向かって真剣な顏のIちゃん。どう書き入れるか見ていると、まずはピンクのハートマーク♡の連発でした。なかなか前向きなIちゃんに感心!あとは気になった箇所に緑色でチェックです。
そうしてみると、弾きにくくて間違いやすいところというのは2.3箇所だということがわかり、「なんで弾きにくいのかな?」「どうしたらいいっけ?」と、そこに集中した練習ができます。
つづいて、小2のMちゃんも同様に弾いてもらい、その後、添削です。
Mちゃんは、「主よ人の喜びを」の楽譜に添削です。この曲は、美しいメロディーが有名で、シンプルバージョンの曲でも指をくぐらせたり同じ鍵盤で指を変えたり。長いフレーズを、とぎれないよう弾くことは易しくはないです。Mちゃん、きれいに聴こえるよう、とてもがんばりました。
いつもなら楽譜に生徒さん自身がなにかを書き入れるとことは、あまりないことだと思います。なので今回、たとえば教科書に何かを書き入れちゃうような、ちょっとした戸惑いもあったかもしれません。が、IちゃんやMちゃん自身の楽譜ですし、気づいたことを自分の手で書くことで、より意識ができるかと思います。
講師自身の勉強にもなります
レッスンを終えて、その日の内容をレッスンノートに確認すると共に、録ったものをあらためて見ると、私自身も「音の強弱がもう少しある方がいいなあ」「もう少しテンポアップした方が曲が活きる」「手首の柔軟性の大事さを、もっと伝えてこう」などなど、より客観的に勉強になります。
生徒さん自身で添削すること含め、こんな機会を、またどんどんつくろうと思います。
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