つかもとピアノ教室でのミニコンサート番外編②「自由に!」
つかもとピアノ教室でのミニコンサート番外編②「自由に!」
せっかく集まった場、できることをいろいろしたい!
つかもとピアノ教室ミニコンサートでの番外編①では、音楽を使ったクイズを出して、みんなで楽しむことを書きました。
もうひとつ、必ず行っていることがあります。それは「自由に!」のコーナーです。ソロあり連弾あり、その後に「自由に!」のコーナーをつくっています。
<自由に>というのは、みんなでピアノの周りに集まって、弾けるものを好きに弾こう!というものです。
自由に好きに、弾いて聴き合おう!
ミニコンサートなどでは、お客様の前で演奏するメインのものをもちろん練習するのですが、と同時に必ず「<自由に>のコーナーでは、なに弾く?」とたずねておきます。
プログラムには、演奏者のフルネーム、曲、作曲者を載せますが、そんな風に時間をかけて練習した曲を披露することには、必ず緊張が伴います。
そんな風にドキドキしながらの発表も、もちろん良いこと。
ですが、それ以外に、ふだんのレッスンで弾いて来ているものが、みんな数多くあります。それらが弾けたら〇をもらってオシマイ!で、どんどん進んでいくのも少しもったいないな~と、日々感じています。
なのでせっかく集まれた場所!ここでぜひ、弾けるようになっている曲たちも持ち寄って、どんどん弾いちゃおう!
そんな思いから、このコーナーをつくっています。
み~んなピアノの周りに集まっています。
これらの写真ではわからないのですが、みんな自然に順番に並んでピアノに向かい、弾き終わったらまた後ろに並んで、まるで遊具を待つかのようでした(笑)
暗譜で弾けるものを弾いたり、楽譜台に楽譜を置いてどんどんページをめくりながら弾いたり。それこそ自由に、思い思いに次々弾いています。
「その曲知ってるー!」「それ前に弾いたー!」など、無邪気な会話がピアノを囲んで飛び交っていました。
そして、ひととおりみんなが弾いてピアノが空いた後、生徒さんIちゃんの妹さんMちゃんが、私にそっと近づいて「ひいていいですか?」と聞きました。「いいよいいよ!!」と言うと、とても真剣な表情でピアノに向かっていました。
本来、ピアノをはじめ音楽って、こういうものではないかと思います。ラフに、弾き合って聴き合って楽しめる。そんな空間を、もっとつくることができたらな~とも思います。
それから最近、本でしたか学校からのお便りでしたか、「行事は人を育てる」という一文を目にしました。日常にあまりないことを体験することで、いろんな状況や気持ちを経験できるので、まさにそうだと思います。
日ごろの積み重ねも大事にしながら、ピアノを通してポイントポイントで大きくジャンプができたらいいですね。